芸術学部長からのメッセージ
能力を最大限に伸ばして、
自信を生み出す
環境、経済、ジェンダーなど社会問題も複雑化している今、それに伴い、人々の価値観やライフスタイルは急速に変化しています。新たな解決策を導き出し、社会の調和を取り戻すために、美術やデザインの力がこれまで以上に必要とされています。
女子美術大学は、より創造性に富んだ社会形成に貢献するため、「女性の自立」を促す教育を実践してまいりました。
相模原キャンパスは、大らかな公園に囲まれた自然豊かな環境にあります。ここでは自己と他者、生活を豊かにすることについて深く考え、探究の根を存分に伸ばす時間が用意されています。杉並キャンパスは、閑静な住宅街にありながら都心にほど近い学舎です。実社会と密接に繋がることで、自身の可能性を広げるチャンスが待ち受けています。
さらに、国内の美大の中で美術書の最大保有量を誇る本学図書館での特別な本との出会い。専攻・領域の垣根を超えたプログラム。地域や社会、人と繋がる魅力ある学外プロジェクト活動。海外の学術交流協定校23大学との密接な交流など、広い視野や人間力を養う学びの場も充実しています。
女子美の「丁寧な教育」は、学生一人ひとりと対話を重ね、独自に持つ能力を伸ばして確固たる自信を生み出します。卒業生は自由な精神と行動力を持って、社会で新たな価値を創造しています。芸術学部は、123年貫くスピリットを胸に、生涯にわたって美術・デザインの表現活動が続けられる世界に羽ばたく女性を育成します。
芸術学部長 清水美三子