工芸専攻のカリキュラム
1年次
5つの素材の性質を学ぶ。
染、織、刺繍、陶、ガラス。5つの分野の素材に触れながら、その特徴を理解していく1年次。これらの素材を使用した制作は、一貫してひとりで手がけます。それによって、色彩、形態、質感といった素材の性質を生かしながら表現する術を身につけていきます。
2年次
2コースに分かれ、後期からは専門分野を選択する。
前期は「テキスタイル(染・織・刺繍)」と「陶・ガラス」2つのコースに分かれ、テキスタイル(染・織・刺繍)コースでは各分野の伝統技法を習得。陶・ガラスコースでは土やガラスの造形の基礎と応用を学びます。後期より「染」「織」「刺繍」「陶」「ガラス」の5分野に分かれ、さらに専門性を高めます。
3年次
5分野でそれぞれの専門性を深め高い意識で創作に臨む。
時間をかけて知識と技術を積み重ねながら、ひとつの分野でより深い創作を実践。伝統的な技術を現代の創作に生かすための発想力、表現力を養います。学外での作品展示・販売の機会や卒業後の進路を見据えた社会活動等、主体的に学ぶ時間やさまざまな体験を通して将来に備えます。
4年次
プロとして活動できる力を身につける。
社会との接点を持てる作品を生み出す力、そして作家・デザイナーとして活動していく能力を身につけます。卒業制作では高い専門性を持ったそれぞれの教員が、多角的な視点から指導を行います。多様なものの見方に触れ、試行錯誤を繰り返し独自の表現を探究していきます。
工芸専攻で学べること
染(型染・注染・友禅染・スクリーン捺染・絞り染)/織(絣・手紡ぎ・繊維造形・天然染料)/刺繍(日本刺繍・マシーン刺繍・箔置)/陶(ろくろ・手びねり・泥漿鋳込み・釉薬調合)/ガラス(吹きガラス・キルンワーク)など
卒業後の進路
染色作家、染織作家、刺繍作家、陶芸作家、ガラス造形作家、デザイナー(テキスタイル、ジュエリー、ファッション、プロダクト、ディスプレイ、舞台衣装、インテリア雑貨)、工房インストラクター、 舞台美術家、保存修復家、商品企画、プランナー、教員、進学(大学院、留学)、職人など