
デジタルと手仕事を融合し想像の世界を広げる
暮らしを豊かに彩り、常にその時代の社会を反映してきたファッション。時代の映し鏡を創造するためには、社会の小さな変化に気づき、新しいものを敏感に掴む感性を持って、少し先の未来を想像・創造する力が求められます。衣服を素材から考え「手で考え、つくる」と同時に、デジタル技術などを用いて独自の表現力を養っていく本領域。社会や人とつながる活動を通じて、社会に求められるクリエイティビティも習得していきます。絶え間なく変化を続ける社会。その変化を鋭く捉え、ファッションを用いて新しい価値を創造できる人を育てます。
キャンパス | 杉並キャンパス
カリキュラム

1年次 | 手で考え創ることで表現の基礎と実践を学ぶ
自らの手を使う「フィジカルな制作体験」を追究する1年次。ボディイメージを獲得するためのドローイングや立体造形、基礎的な染色・ 加工の技術、イメージを形にするための衣服の設計方法や製図も習得。さらに、衣服と空間の関係性にも発想を巡らせ、身体や空間感覚を研ぎ澄ましていきます。
2年次 | 衣服とデジタル技術で想像の世界を広げる
2D/3D CAD(設計、着装シミュレーションソフト)や、ファブリックプリンターをはじめとするデジタルツールを用いて、表現の拡張に取り組んでいく2年次。後期では、1年次で培ったアナログの感覚・表現とデジタル技術を組み合わせ、自らの想像の世界をさらに広げていきます。

3年次 | 他領域や社会と接点を持ち新たな視点を獲得する
自らの表現・技術を高めるだけでなく、他領域との融合的な学びや、地域・施設・企業との連携プログラム、フィールドワークを通じて、社会との接点や新たな視点を獲得していく3年次。さまざまなプロジェクトを通じて、課題発見力やリサーチ力、論理的な思考力や、創造性を養っていきます。
4年次 | 個性と社会のニーズを両立した創作を追究する
創り手としての個性を意識しながら、「社会と衣服の関係」「衣服による社会貢献」をテーマに作品を制作。個性を発揮しながらも社会のニーズに応える術を模索します。また、これまでに得た経験の集大成として卒業制作に挑み、社会に向けて発信します。
ファッション表現領域で学べること

学べる領域
ファッション・テキスタイルデザイン / 衣服構成 / 染織 / 立体造形 / コスチュームデザイン / アパレルCAD / 3D CAD / 特殊素材による衣服造形 / 身体による表現・コミュニケーション / 素材加工 / マネジメント など
学生作品
学生・教員インタビュー

ファッションとアートが交差する、理想的な学びを追求できる場所
学生インタビュー2025
左:金井 眞紀子さん / ファッション表現領域 2年(取材当時)
右:相田 彩珠さん / ファッション表現領域 3年(取材当時)

進路と就職
デザイナー(ファッション、テキスタイルコスチューム、雑貨、バッグ、シューズほか) / パターンメイカー / ヴィジュアルマーチャンダイザー / マーチャンダイザー / 舞台美術 / グラフィックデザイナー / アートディレクター / キュレーター / 学芸員 / 教員 など
イー・エム・デザイン / ケイ・ウノ / さえら / SUMINOE / セーレン / ファイブフォックス / FABRIC TOKYO / ほぼ日 / マッシュホールディングス / ルネ / ユー・エス・ジェイ