本学芸術学部アート・デザイン表現学科ヒーリング表現領域4年の沖津菜奈子さん、熊倉ひろさんが、東京都立小児総合医療センターの小児用新型ドクターカーの車両デザインを担当いたしました。
この車両は、PHCホールディングス株式会社傘下のウィーメックス株式会社が提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を搭載した小児用新型ドクターカーであり、搬送中の小児患者の容態を、遠隔地の専門医がリアルタイムでモニタリングし、適切な助言や処置指示が可能となることで、医療の質の向上と医療従事者の負担軽減が期待されています。
本取り組みはウィーメックス株式会社、東京都立小児総合医療センター、女子美術大学による産官学連携により実現しました。
本学学生は「子どもたちの不安を和らげるデザイン」をテーマに制作に取り組み、医療現場に温かさと安心感を届ける車両デザインを完成させました。このドクターカーは、今後、平時の搬送だけでなく、災害時の新生児・小児医療支援にも活用される予定です。本学では今後も社会課題の解決に寄与するアート・デザイン教育を進め、学生たちの実践の場を広げてまいります。
■ 担当学生コメント
女子美術大学 アート・デザイン表現学科ヒーリング表現領域4年 沖津菜奈子さん
「小児総合医療センターのドクターカーであることが一目でわかるよう、白衣やスクラブを着た『どんぐりくん』をデザインのワンポイントに加えました。命を救う緊張感ある車両だからこそ、子どもたちには少しでも安心してもらいたい。そんな想いを込めて、信頼感と親しみやすさを両立したデザインを目指しました。」
女子美術大学 アート・デザイン表現学科ヒーリング表現領域4年 熊倉ひろさん
「ドクターカーの背面には、病院までの進行を森の動物たちがそっと見守り、安全にエスコートしてくれる様子が描かれています。『どんぐりくん』と同じく、森の動物たちも医療現場を支える仲間としてスクラブを着ています。ドクターカーに乗る際に子どもたちが感じる怖さや不安を優しく受け止め、少しでも気持ちを和らげたいという思いから、温もりのあるデザインを意識して制作しました。」
■ 報道関係者向けお披露目会のご案内
本取り組みに関する報道関係者向け車両お披露目会を以下の通り開催いたします。
当日はデザインを担当した本学学生も参加予定です。
・日時:2025年7月31日(木)14:00~15:00(15:00以降、院内ツアーを予定)
・場所:東京都立小児総合医療センター 4階 402会議室
・申込:ご参加希望の方は以下フォームよりお申込みください。
(お申込み期限は令和7年7月29日(火曜日)13時まで)
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=DQSIkWdsW0yxEjajBLZ…