文字を身体的に感じて学べる、短大ならではの活版印刷工房で新しい発見を

影山 緑 教授
デザインコース
- 女子美の短大の魅力は?
短大の最大の特徴は、入学後にさまざまな表現領域を経験したのちに、専門のコースを決められることではないでしょうか。芸術学部(4年制)では受験の段階で専攻を絞る必要がありますが、自分が何をしたいか決められない場合に、まず短大でやりたいことを見極めてから大学3年次編入や専攻科進学といった選択肢もあり、いろいろな2 年間の使い方ができるのが魅力ですね。
- 先生が担当されている「グラフィック」ではどんなことが学べますか?
ポスターや広告、雑誌やWebデザイン、商品パッケージなど、私たちの身の回りにある多くのデザインが、グラフィックデザインによって生み出されています。「グラフィック」では、デザインの基礎から実践までを学び、社会で活躍できるデザイナーをめざしていきます。私自身は活版印刷とグラフィックデザインが専門で、活版印刷の授業も担当しています。短大の活版工房はデザイン教育のために整備されてきた60年以上の歴史を持つ貴重な施設です。デザインと文字は切っても切れないもの。活版印刷のプロセスを通じて文字を身体的に捉え、文字をより深く理解することは、デジタルだけでは得られない新しい発見につながるはずです。