美術学科 日本画専攻 
学生インタビュー(2025)

のびのびと、穏やかな制作環境のなか精神的にも大きく成長しています

北村 美央子さん

日本画専攻 3年(取材当時)
東京都立小金井北高等学校(東京都)出身

日本画専攻を選んだ理由は?

高校2年生の時に美術館で日本画の展示を見たことがきっかけです。写実的で丁寧な画風と、岩絵具の宝石のように美しい質感に衝撃を受けました。また、五美大展での女子美の展示が、自分の好きな世界観と近しいものだったことや、女子大であるという安心感もあり、芸大と併願で女子美の日本画専攻を受験しました。

日本画専攻の魅力は?

日本画制作には欠かすことのできない岩絵具を、自ら制作できることです。2年次の講習で作り方を学んで以降は、キャンパス内にある工房(顔料創造ファクトリー)でいつでも好きな色の絵具を無料で作ることができるので、大きな作品にも気兼ねなく取り組むことができます。また、作品の構図や進路で悩んだ時、教授陣が親身に話を聞いてくださる環境も魅力。助けてくれる大人がいる安心感のなかで、のびのびと制作できています。

女子美での学びを通じてどんな成長を感じましたか?

女子美に来るまでの私にとって、絵を描くことはある意味で威嚇の手段になっていたように感じています。こんなに上手く描けるのだと他者に見せつけて、自分が安心するために描いていたような……。でも、同期に囲まれて一緒に制作をするうちに、上手いかどうかよりも、自分が伝えたい感情や、感じてほしいものを表現することに真摯に手を尽くすという描き方を知りました。女子美での日々のなか、精神的に穏やかになったことは、私にとって大きな成長です。

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