世界とアートをつなぐ教養人になる。
多様性を尊重する社会。それは、さまざまな価値観が複雑に交錯する場でもあります。本専攻では、そこで育まれてきた芸術文化に関する基礎的なモノの見方や合理的な思考力を養います。芸術文化と世界との接点を見つけ、それを国境を越えて線でつなげていく主体的な力を身につける、それが本専攻のミッションです。そのために4年間を通して古今東西のアートを、社会・思想・歴史・視覚など、さまざまな観点とアプローチを用いてゼミの中で幅広く学びます。そしてバイリンガル授業を通じてコミュニケーションツールとしての英語力を高め、多文化理解の授業を経て海外研修で実践経験を重ねながら、国際的に活躍する人材の育成をめざします。

国際芸術文化専攻のカリキュラム
1年次
世界の芸術文化を
知るための力を身につけ、
最初の旅に出る
グローバル言語としての英語力、自分の考えを論理的に表現するための文章構成力、 I T化の進むアートシーンに対応したコンピュータスキルの基礎を身につけます。他国の文化に直接触れることで固定観念を脱するための最初の経験を、近隣のアジア研修で積みます。
2年次
世界の芸術文化を
理解するために
本格的な旅に出る
他専攻学生も含めた仲間達とのゼミで、コミュニケーション力や論理的思考力を身につける学びが始まります。1ヶ月(予定)の欧州研修は、見聞を深めるだけではなく、協定大学の学生との共同授業や展示作業を通じて1年次に身につけた知識、スキルを発揮する機会とします。
3年次
世界の芸術文化を
自分なりに
読み解く方法を探る
7分野から成るゼミではディスカッション、プレゼンテーションを通じて芸術文化を自分の視点で読み解く学びが本格化します。自国の芸術文化を振り返ることでさらに多文化に対する理解を深めるべく、古美術研究に出かけます。また協定大学への長期留学も支援します。
4年次
世界の芸術文化と自分、
そして社会との関わりを
解明し、発信する
芸術文化に対する4年間の学びの成果を卒業研究としてまとめ、さらにそれを国内外に発信するためのプレゼンスキルや語学力をブラッシュアップします。とりわけ英語力に関しては、単なる語学学習としてではなく、他者理解のための普遍的なコミュニケーションツールとして実践的な習得を継続します。
- ※海外芸術研修、古美術研究旅行の旅費は学費からまかなわれ、別途徴収はいたしません。

国際芸術文化専攻で学べること
芸術表象/美術史/色彩学/視覚心理学/芸術理論/現代美術/芸術人類学/芸術民俗学/芸術法学/海外研修など
卒業後の進路
学芸員、研究者、アートディレクター、会社員(旅行業、マスコミ、出版社等)、カラーコーディネーター、デザイナー、公務員、NPO職員など