女子美術大学芸術学部アート・デザイン表現学科では、2025年後期、公開講座として「宇宙・人間・アート」「国際交流文化概論B」の2講座を開講しております。
各授業の詳細ならびに参加方法については下記をご参照ください。
(内容は変更となることがございます。随時ご確認いただきますようお願い致します。)
本件に関するお問い合わせ先 Tel:03-5340-4508
宇宙・人間・アート
授業概要
アート・デザイン表現学科では、広い視野でアートを考えていくことができる人材育成を行っています。「宇宙・人間・アート」は、アートの活動を宇宙の視点から捉えてみることを目的にしています。毎週、各界の第一線で御活躍されている先生方を講師にお迎えし御講演頂きます。
*全て本学杉並キャンパス:7号館2階7201教室で開催
*事前申込制(専用フォームより開催日前日までにお申し込みください。各回定員に達した時点で、申し込みを締め切る場合がございます。予めご了承ください)
*当日は直接会場にお越しください。
日時 | ゲスト・担当教員 | 備考 |
10月6日(月) 16:40~18:10 | 非公開 | 一般公開はございません。 |
10月20日(月) 16:40~18:10 | 三浦太郎氏 (ヒーリング表現領域 特別招聘教授) | *10/1(水)12時より所定フォームより申込開始予定 |
11月10日(月) 16:40~18:10 | 非公開 | 一般公開はございません。 |
11月17日(月) 16:40~18:10 | 萩尾望都先生 (漫画家・本学客員教授) | *10/15(水)12時より所定フォームより申込開始予定 |
12月1日(月) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | |
12月8日(月) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | |
12月15日(月) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | |
12月22日(月) 16:40~18:10 | Yook Keunbyung先生 (アーティスト) | *9/1(月)12時より所定フォームより申込開始予定 |
1月5日(月) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | |
1月7日(水) 16:40~18:10 ※水曜日開催 | 決定次第お知らせします | |
1月8日(木) 16:40~18:10 | 非公開 | 一般公開はございません。 |
1月9日(金) 16:40~18:10 | 非公開 | 一般公開はございません。 |
【下記の回は終了しました】
9月8日(月) 16:40~18:10 | おくむらみゆき先生 (キャラクターデザイナー・メディア表現領域特別招聘准教授) メディア表現領域 教員紹介 | |
9月29日(月) 16:40~18:10 | イルカ先生 (クリエイティブ・プロデュース表現領域客員教授) |
国際交流文化概論B
授業概要
在東京の各国の大使館のご協力のもと、大使、文化担当官、各国出身アーティストによるレクチャー。世界のさまざまな国々の歴史や文化等を、最新の情報とともに学び、グローバル社会の中でアートに何ができるか、アートを通した国際交流の可能性について考えます。
*全て本学杉並キャンパス:7号館2階7201教室で開催
* 「国際交流文化概論B」の事前申し込みは承っておりません。当日は16:30を目安に来校いただき、正門にて公開講座に参加の旨をお伝えください。
日付 | ゲスト・担当教員 | 内容 |
10月17日(金) 16:40~18:10 | 渡邊 拓也(Takuya WATANABE)氏 詳細プロフィール | アーティスト、渡邊 拓也 氏による講義 |
10月31日(金) 16:40~18:10 | Jaime C.Pacena Ⅱ(ハイメ・パセナⅡ世)氏 詳細プロフィール | アーティスト、ハイメ・パセナⅡ世 氏(フィリピン)による講義 *終了後、パセナ監督による映画『この場所』の特別上映会を同会場にて実施します。詳細はこちら。 |
11月7日(金) 16:40~18:10 | Nidiya Kusumaya(二ディヤ・クスマヤ)氏 詳細プロフィール | 2025年度JOSHIBI AIR滞在アーティスト、二ディヤ・クスマヤ氏(インドネシア)による講義 |
11月14日(金) 16:40~18:10 | Eliza Dawson(エリザ・ドーソン)氏 詳細プロフィール | アーティスト、エリザ・ドーソン氏(オーストラリア)による講義 |
11月21日(金) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | 在京大使館またはアーティストによるプレゼンテーション |
11月28日(金) 16:40~18:10 | 柏木麻里(カシワギマリ)氏 詳細プロフィール | 詩人・アーティスト・キュレーター、柏木麻里 氏(日本・ドイツ)による講義 |
12月5日(金) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | 在京大使館またはアーティストによるプレゼンテーション |
12月12日(金) 16:40~18:10 | 決定次第お知らせします | 在京大使館またはアーティストによるプレゼンテーション |
12月19日(金) 16:40~18:10 | 陸根丙|Yook Keun Byung(ユック・クンビョン)氏 詳細プロフィール | アーティスト、ユック・クンビョン氏(韓国)による講義 |
【下記の回は終了しました】
9月12日(金) 16:40~18:10 | Claudia Larcher(クラウディア・ラルヒャー)氏 | アーティスト、クラウディア・ラルヒャー氏(オーストリア)による講義 |
9月19日(金) 16:40~18:10 | 萩原留美子(Rumiko Hagiwara)氏 | アーティスト、萩原留美子 氏による講義 |
9月26日(金) 16:40~18:10 | 池田哲(クリエイティブ・プロデュース表現領域 非常勤講師) | オリエンテーション①担当教員による |
10月3日(金) 16:40~18:10 | 日沼禎子(クリエイティブ・プロデュース表現領域 教授) | オリエンテーション②担当教員による |
10月10日(金) 16:40~18:10 | 久山友紀(Yuki Kuyama)氏 | ケベック州政府在日事務所 文化担当官、久山友紀 氏による講義 |
宇宙・人間・アート ゲスト・担当教員 プロフィール(今後随時更新予定)

11月17日(月)萩尾望都先生
1969年漫画家デビュー以来、SF、ミステリー、ファンタジーなど幅広いテーマの名作を数多く生み出し漫画文学の最高峰と言われる作品群を制作。日本SFクラブ、日本漫画家協会に所属。主な作品『ポーの一族』SF作品『11人いる!』『トーマの心臓』『半神』『イグアナの娘』『マージナル』『メッシュ』など。2010年アメリカでインクポット賞、2011年第40回日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞受賞。2012年に少女漫画家では初となる紫綬褒章を受章。2019年に少女漫画家初となる文化功労者に選出。2022年には日本人で7人目となるアイズナー賞「コミックの殿堂」受賞、旭日中綬章を受章。2024年仏アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞受賞。
国際交流文化概論B ゲスト・担当教員 プロフィール(今後随時更新予定)

10月17日(金)渡邊 拓也(Takuya WATANABE)氏
1990年生まれ、東京を拠点に活動。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了。調査や聞き取りを通して出会ったある個人の境遇を取り上げながら、逆説的に社会の構造や力を明かすような映像インスタレーションを制作している。近年では、人間だけで構成される社会という枠を超えて、行為主体としての植物を含めた社会関係を調査している。主な展覧会に、「Some Sort of Tenderness*」(Delfina Foundation、 ロンドン、2024年)、「CRITICAL ALLIANCES」(SAM Residencies、 シンガポール、2024年)、「誰かのシステムがめぐる時 」(TOKAS本郷、 東京、2023年)など。ブリュッセル、シンガポール、ロンドン、等でAIR経験。

10月31日(金)Jaime C.Pacena Ⅱ(ハイメ・パセナⅡ世)氏
マルチメディアアーティスト、、キュレーター、映画監督、Asia Pacific College教員
アーティストとして国内外での展覧会に参加、キュレーターとしてマニラ、日本、オーストラリアで活動。国内ミュージックビデオで多数の受賞歴を持ち、美術館におけるPR、教育ビデオも制作している。また、美術・文学などの文化活動と環境問題に取り組む「CANVAS」のキュレーター、アーティストコレクティブ「Bliss Market Laboratory」の創設メンバー、ディレクターとして活動。フィリピンのアートの環境づくりのための教育、実践とマーケットのシステムの向上に取り組んでいる。2024年に制作した初の長編映画監督作品『KONO BASHO|この場所』がシネマラヤ2024において最優秀監督賞を受賞。

ハイメ・パセナ2世 監督・脚本作品「この場所」特別上映会
日時|10月31日(金)18:20〜19:40|*国際交流文化概論B終了後
会場|女子美術大学杉並キャンパス(7201教室)
︎参加方法|入場無料 *申し込み不要・先着180名
*正門にて参加の旨をお伝えいただき、直接会場(7201教室)へお越しください。
*授業受講学生を含むため、お席に限りがあることをご了承くださいませ。
舞台挨拶:ハイメ・パセナ2世、他ゲスト予定
進行:日沼禎子(女子美術大学教授、陸前高田AIRプログラムディレクター)
STORY
東日本大震災から十数年後、岩手県陸前高田市。28歳のフィリピン在住の女性エラ(ギャビー・パディラ)は、日本人の橋本あつ子(片岡礼子)と再婚した父・エマンの訃報を聞き、来日する。腹違いの妹・橋本レイナ(中野有紗)と出会うが、父の遺言書を巡り、姉妹は激しく衝突する。エラは、遺産が必要な複雑な事情を抱えていた。そしてエラは、この街が経験した大きな震災と、住民にもたらしている傷の深さを理解するようになる。出演は中野有紗、ギャビー・パディラ、片岡礼子ほか。
<https://spanic-films.com/konobasho/>

11月7日(金)Nidiya Kusumaya(二ディヤ・クスマヤ)氏
1991年、スカブミ生まれ。インドネシアを拠点に活動するビジュアルアーティストであり、彼女の学際的な実践は、クラフト、アート、科学を横断している。バンドン工科大学でテキスタイルクラフトとデザインを学び(学士・修士課程修了)、残飯、農業副産物、建設廃材、鉱山廃棄物、微生物などの廃棄物を用いた代替顔料の開発に取り組んでいる。
彼女の作品は、合成染料が水質汚染など環境に与える影響への応答として、紙や繊維に使用できる持続可能な自然由来の顔料を開発することで、その問題に取り組んでいる。素材の実験とリサーチを通じて、ニディヤは捨てられた物に新たな価値を見出し、その中に宿る生態的・文化的な物語を尊重しながら再構築している。
主な展示には、「Intermix Cycle 3」(サウジアラビア・アッディルイヤ、2024年)、「黄金町バザール」(横浜、2024年)、「Rumpang.Rimpang.Rampung」(インドネシア現代美術館TMII、2024年)、「ICAD13:Feel Good Lab」(2023年)、「Women in Contemporary Art」(ジャカルタ・ISAアートギャラリー、2023年)など。

11月14日(金)Eliza Dawson(エリザ・ドーソン)氏
国際的なクリエイティブ分野で活躍するリーダーとして、オーストラリア国内外で、影響力のあるプログラムやパートナーシップを実現。国際的なアート・レジデンスの専門家であり、教育、イノベーション、世界のクリエイティブ産業を結びつける分野横断的な経験を持つ。2016年から2025年まで「Res Artis」のエグゼクティブ・ディレクターとして、80カ国700以上のレジデンスの指導にあたり、また、オーストラリア最大のクリエイティブ交流プログラム「Asialink’s Arts Residency Program」を統括。現在は自身のコンサルタント事業を立ち上げて活動を行っている。

11月28日(金)柏木麻里(カシワギマリ)氏
詩人・アーティスト・キュレーター。
ドイツ・エアランゲン生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得。第33回現代詩手帖賞受賞。日・英2言語詩集『蝶』(英訳:連東孝子)の詩で国際微詩賞銀賞、ナジ・ナーマン文学賞受賞。『蝶』の翻訳版がイタリア、フランス、ドイツなどで出版され、詩は15の言語に翻訳されている。国際芸術センター青森、森岡書店、フランクフルト応用芸術美術館など、国内外の美術館やギャラリーで詩のインスタレーション展示を行う。他の著作に詩集『蜜の根のひびくかぎりに』『音楽、日の』美術書『もっと知りたいやきもの』『かわいいやきもの』などがある。2020年まで出光美術館に学芸員として勤務し、「板谷波山の夢みたもの」「仁清・乾山と京の工芸」「色絵 Japan CUTE!」などの陶磁展覧会を企画。国際芸術祭への招待参加多数。慶應義塾大学非常勤講師。

12月19日(金)陸根丙|Yook Keun Byung(ユック・クンビョン)氏
1957年、韓国全州生まれ。主体と客体、東洋と西洋、伝統と現代といった対立を越えた世界への考察を共有するドローイング、絵画、パフォーマンス、オーディオ/ビジュアル・インスタレーション、パブリックアートなど多様な表現を行う。1992年のドクメンタ9、サンパウロ・ビエンナーレ(1989年)、リヨン・ビエンナーレ(1995年)、光州ビエンナーレ(2004年)、釜山ビエンナーレ(2016年)をはじめとする多くの国際展に参加し、世界的な評価を受ける。また、 「大地の芸術祭」越後妻有アートリエンナーレ2000(2000年)、"Attitude 2002"熊本市現代美術館(2002年)など日本での発表も多数行っている。国立現代美術館(韓国)他、パブリックコレクション多数。
[Photo Courtesy of the Artist]
以下の回は終了いたしました

9月29日(月)イルカ先生
女子美術大学クリエイティブ・プロデュース表現領域客員教授・シンガーソングライター
国民的シンガーであり、絵本作家、着物作家、IUCN国際自然保護連合の親善大使を務めるなど、幅広いご活動で世界を飛び回る客員教授のイルカ先生。 女子美術大学在学中よりフォークグループを結成し、1974年にソロデビュー。 翌年の1975年に『なごり雪』が大ヒットし、シンガーとしての地位を確立する。 活動50周年を迎えた現在も、コンサート活動を中心に、毎年全国ツアーを続けている。 一方で、絵本作家としては『ちいさな空』、『真冬の天使』、『まあるいいのち』などの絵本やエッセイを出版。 それらの作品を通して、「私たちは皆、この地球という大きな生き物に住む、細胞同士である」というメッセージを、世代を越えてたくさんの人々に伝えている。

9月12日(金)Claudia Larcher(クラウディア・ラルヒャー)氏 協力:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京
アーティスト、映像作家、AI研究者であり、写真を単なる技術的な媒体としてではなく、社会的・政治的意義を持つ相互接続された実践として捉えた制作を行う。人工知能の実験的な使用に焦点を当て、ビデオ、コラージュ、写真、インスタレーションを発表。伝統的な画像制作方法と現代的な方法を組み合わせることで、「phygital」(物理とデジタル)な視点からデジタルの物質性や現実の認識を探求している。ウィーンを拠点に、トーキョーワンダーサイト、ポンピドゥー・センター、アルス・エレクトロニカなど、オーストリア国内外で多数の展覧会に出品。BIWAKOビエンナーレ2025に参加。
Photo(C)BMEIA_Valerie Marie Voithofer

9月19日(金)萩原留美子(Rumiko Hagiwara)氏
群馬県生まれ。東京造形大学を卒業後、オランダに渡り、ライクスアカデミー・アーティスト・イン・レジデンスなどの滞在を経て、現在もアムステルダムを拠点にして活動している。萩原の作品制作は、日本人としてヨーロッパに身を置く上での独自の経験から生まれる疑問や文化の差異が題材になっており、日常生活で見逃されがちな物事や不合理な事象をあえて強調することによって構成される。写真、ビデオ、インスタレーション、パフォーマンスなど、さまざまなフォーマットを用いて体現された作品群は、微妙かつ時に遊び心のある詩的な表現で、人々に物事への新たな視点を提供する。
作者webサイト https://rumikohagiwara.com/

9月26日(金)池田哲|IKEDA Satoshi
1975年生、東京出身
2003年 Middlesex大学Sonic Arts修士課程修了
英語と実験音楽への興味から、20代より渡英。作曲をダンカン・ドゥルースに師事。微分音や特殊奏法を取り入れた調性と音響が拡張された作品を制作する一方で、近年はポスト・ケージ的な試みとして、言語と音響が入り混じる即興的なパフォーマンスを行っている。卒業後は自身のクリエイティブな活動を継続する傍ら、フリーランスの通訳/翻訳、そしてコーディネーターとして美術やビジネスなどの様々な業界に携わっている。2018年より女子美術大学非常勤講師を務める。

10月3日(金)日沼 禎子|HINUMA Teiko
女子美術大学 教授、キュレーター、プロデューサー
ギャラリー運営企画会社勤務、美術雑誌編集者を経て、2019年より国際芸術センター青森設立準備室、2011年まで同学芸員を務める。アーティスト・イン・レジデンスを中心としたアーティスト支援、プロジェクト、展覧会を多数企画、運営。陸前高田アーティスト・イン・レジデンス プログラムディレクター(2013ー )、さいたまトリエンナーレ2016プロジェクトディレクター(2014- 16)、UBEビエンナーレ アート・ディレクター(2016-)などを歴任。共著・編『アーティスト・イン・レジデンス:まち・人・アートをつなぐポテンシャル』(美学出版2023年)。(Photo:Atsushi Yoshihama)

10月10日(金)久山友紀(Yuki Kuyama)氏
ケベック州政府在日事務所 文化担当官
カリタス女子短期大学仏語科卒業後、1994年カナダ・ケベック州ラヴァル大学文学部、言語学・教授学で学士号を取得。1997年より、ケベック州政府在日事務所で勤務。経済部アシスタント、経済部長及び代表補佐を経て、2016年より文化を担当する。ケベック州の文化、芸術、アーティストを幅広く日本に紹介することに使命感を感じ、活動を続けている。