東京都および東京製革業産地振興協議会は、東京都の特産品である皮革素材ピッグスキン(豚革)をアピールするファッションショー「PIGGY’S SPECIAL」を、11月1日(水)にJFW ジャパン・クリエーション関連プログラムとして開催。ショーには東京都の若手人気ブランド3組を起用し、西山先生が手掛ける「KEIKO NISHIYAMA」は、昨年に引き続き2回目の参加となりました。
今回のコレクションのテーマは「Dowries ダウアリィ」、「結婚式の際に配偶者が贈る財産」「持って生まれた能力」という意味を併せ持つ言葉で、インドでは今でもこのダウアリィによる婚姻費用の争いで何千人もの女性が犠牲になっています。西山先生はこのことに対する問題提起として、ダウアリィという言葉の持つ「持って生まれた能力」という意味に立ち返り、強さや美しさをファッションを通して表現しました。
ショーは約10分間行われ、ウェディングドレスを連想させるベールを纏ったスタイリングや、白を基調としたデザインが印象的なコレクションとなりました。後半にはオペラ歌手の小村朋代さんが登場し、美しくも力強い歌声と共にショーを締めくくりました。