本学相模原キャンパスにある、授業の空き時間や放課後の時間を使って、自由にデッサン力を鍛えることができるドローイングセンターでは、モデルのクロッキー会や企業・講師を招いての講演会も企画しています。
この度、ドローイングセンター主催のもと、株式会社boxとイラストレーターである信澤収さんによる特別講演会が6月22日に開催されました。
株式会社boxはプロジェクト運用、イラストレーション、映像、WEB制作を通して、人々に「ワクワクとドキドキ」のエンターテイメントを提供する企業です。
そして今回株式会社boxがゲストとして招待した信澤さんは、専門学校を卒業後、2D制作会社やモバイルゲーム開発会社でイラストレーターとして活躍し、その後独立してアートディレクターやマネージャーも経験した後、モバイルゲーム「バンドリ!ガールズアンドパーティ!」を立ち上げ、運営に携わっています。現在は株式会社boxと新規サービスの立ち上げや、他社新規ゲームのアート、キャラクター制作に携わっています。
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講演はワークショップとの2部構成で行われました。前半の講演では、株式会社boxの代表である大森さんと信澤さんの2人からプロとは何なのか、プロイラストレーターに求められているスキル、イラストレーターとして仕事をする上で心掛けている事などを中心にお話をいただきました。また、イラストレーターを目指す学生たちに向けて、在学中にやっておくべきことについて詳しくお話いただきました。
講演の終盤、質疑応答の時間では学⽣からの「他のイラストレーターに嫉妬する時はありますか?」という質問に、信澤さんは「嫉妬することはありますが、良いものを作りたい気持ちが根底にあるからそうなるんだと思います」と回答されました。また、プロのイラストレーターが使用しているペイントソフトについて質問があった際は、最近ではCLIP STUDIOを使用している方がほとんどで、時代によって使われるソフトには移り変わりがあるとお話いただきました。
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後半のワークショップでは、学生たちが事前に提出したオリジナルのイラストを信澤さんらプロのイラストレーターに添削してもらい、今後の制作に向けてアドバイスをもらう機会を設けていただきました。その他に、ワークショップの始めに信澤さんから学生たちにイラストのお題を出しており、ワークショップの終盤に、お題に沿って描いたイラストのアドバイスをもらう学生もいました。1人10分程で約20人の学生たちがそれぞれアドバイスをもらい、たくさん刺激を受けた様子でした。
学⽣たちは憧れの信澤さんを前に、終始熱心に聴講している姿が印象的な特別講演会となりました。
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