本学相模原キャンパスにあるドローイングセンターにて9月19日、フランスの画材ブランド「ペベオ」のオリジンアクリル絵具と各種メディウムを用いた、最先端の表現技法を体験できる実践講座が開講されました。
当日は、フランスの画材ブランド「ペベオ」の画材を自由に使用し、20×20cmの3D張りキャンバスに、参加者それぞれが1枚の作品を制作しました。透明感・発色・丈夫さを兼ね備えたオリジンアクリル絵具に加え、アクリルメディウムや油性/水性マーカーを組み合わせることで、表現の幅はさらに広がりました。
講師に画家・杉田 陽平さんをお招きし、新たな素材の魅力を体感しながら、独自の表現を探求する充実した時間となりました。
「オリジン」は環境にやさしいエコデザインの水性アクリル絵具で、鮮やかな発色としっかりした塗り心地が特長です。パッケージも紙を主体としたエコ仕様で、従来品に比べプラスチックを大幅に削減しています。
参加した学生は、この絵具ならではの透明感や色の鮮やかさを楽しみながら、思い思いの表現に挑戦していました。
ステンレス製のノコギリ刃形状を持つ「メタルスクレイパーブレード」を活用し、厚塗りによるレリーフ表現や多層的なテクスチャーを生み出して、素材特有のダイナミックな質感を取り入れながら、各々が自由な発想で制作を楽しむ姿も見られました。
この演習を通して、絵を描くことの自由さと、素材がもたらす新たな可能性を体感する機会となりました。
ドローイングセンターは新しい画材を活用した表現の可能性を提示し、学生が創造性を伸ばす場を提供しています。今後も多彩な取り組みを通じて、表現活動の幅を広げる機会を発信していきます。