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現代ガラス展は、3年に1度のトリエンナーレ方式で2001年から開催しており、全国規模のコンペティションで、若手ガラス作家の登竜門となっています。今展の応募総数は61点で、5人の審査員が選考に当たりました。

受賞作はオーソドックスな造形の作品。「厳密な造形力」「実力を感じる」「弱点が無い」などと評されました。また、「ガラス独特の透明性を生かしたフォルムで、完成度が高い力作」と評価され、今回の受賞に至りました。

作田美智子先生は女子美術大学でガラスを学び、学生時代にも同展に出品したことがあり、現在は子育てしながら活動されています。「細々と制作を続けて早20年。ガラスという素材はとても魅力的。この魅力を引き出すことに長い時間をかけてきたが、諦めないで本当に良かった」と受賞を喜ばれました。