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プロジェクトも6日目を迎え、残すところあと1回となりました。楽しく充実した時間はあっという間に過ぎていきます。
今回ははじめに、神奈川県相模原市が運営する「アートラボはしもと」の学芸員 である加藤慶氏による 、「アートラボはしもと」の活動やSUPER OPEN STUDIO(以下S.O.S)の活動の紹介がありました。

相模原市周辺には多数の美大が点在していることもあり、この地域を拠点に活動する20軒を超えるスタジオと100名以上のアーティストのつながるネットワークとして存在するのがS.O.Sです。同じエリアで生活し、制作するアーティストの互助会の側面を持つとともに、その身近な活動は市民のクリエイティビティを刺激し芸術文化の醸成につながると考えられて、2013年に「アートラボはしもと」主催事業として始まったそうです。
 
次に 実際にS.O.Sのネットワークに入っている制作スタジオの一つである「クンストハウス」の所属アーティストである内海仁さん、内田望さん、中村萌さん(本学卒業生でもあります)からクンストハウスの活動を紹介していただき、また内部の様子をその場でZoom画面でシェアしていただきました。
私はS.O.Sについて聞いたことはありましたが、今回詳しく知ることができ、相模原市でこのような活動が行われていることに本当に驚きました。

後半は、最初に全参加者でマッピングワークショップを行い、 夢に見る憧れの場所や、一番記憶に残っている場所について意見交換を行いました。それは、実際に存在する場所の場合もあれば、記憶の中にしか存在しない場所であったり、その人にとって特別な意味を持つ場所は想像上の空間であったりと、様々なアイディアに触れることができ、非常に興味深い体験でした。
(レポート:博士後期課程1年 サ・ブンテイ)