JOSHIBI AIR 2025招聘アーティストの1人である吉田未空さん(本学大学院美術研究科博士前期課程洋画研究領域修了)の特別講演会が、
9月12日(金)相模原キャンパスにて行われました。
講演では、卒業後から現在に至るまでの展覧会や創作活動をご紹介いただきました。球体人形作家である父の眼差しや「創造者」という存在、そして舞台に立っていた母や祖母の姿を背景に生み出されたインスタレーション作品からは、自分がいかに形成されてきたのかを探る姿勢や、フェミニズムの視点がうかがえました。
アーティストとしてだけでなく、本学の非常勤助手やコンビニ店員という複数の顔を持つ吉田さんは、「自分らしさ」と「役割」を行き来しながら、日常生活そのものにある種の演劇性を感じつつ、一貫して「人」への関心を軸に制作を続けています。
アーティストとしてだけでなく、本学の非常勤助手やコンビニ店員という複数の顔を持つ吉田さんは、「自分らしさ」と「役割」を行き来しながら、日常生活そのものにある種の演劇性を感じつつ、一貫して「人」への関心を軸に制作を続けています。
今回の滞在制作では、本学の創立者・功労者である横井玉子と佐藤志津の銅像を題材に、フィクションと現実をつなぐパフォーマンスを計画しています。本学の創設を通じて、モチーフとして「見られる存在」であった女性を「見る/作る側」へと転換させた美術教育の変化は大きく、その延長線上で女性が社会に与える影響についても考察していきます。
吉田さんは9月~12月の約3ヶ月間、相模原キャンパスのAIRスタジオを拠点に、本学のリソースを活用した活動を行います。また11月末には、同時期に滞在制作をしているニディヤ・クスマヤさんと共にオープン・スタジオを開催予定です。ぜひ注目ください!