3月21日(木)、本学の芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻ガラス分野の3年生が、「ワインボトル・アップサイクル・プロジェクト」のための作品試作を行いました。「ワインボトル・アップサイクルプロジェクト」とは、世界16 ヵ国のワインを輸入販売する株式会社ソムリエと本学デザイン・工芸学科工芸専攻ガラス分野の学生とのコラボレーションによる、アートとサステナビリティを融合させた取り組みです。昨年の夏、プロジェクトがスタートとして、特別講義、作品展示と講評会を実施しました。11月にはフランス大使公邸にてワインボトル・アップサイクル・プロジェクトの作品を発表しました。
今回は学生と同専攻の卒業生がシャンパンクーラーや花器、小さな作品を制作しました。シャンパンクーラーは3年生にとってはじめて挑戦する大きなサイズで、卒業生と協力しグループに分かれて制作を試みました。
普段扱うクラフトガラスとは素材の特徴が違うため、前日から、ワインボトルのラベル剥がし、温度の調整、試作、と念入りな準備をして臨みましたが、途中で割れてしまう出来事もありました。制作は容易ではなく、素材と慎重に向き合う様子が伺えました。
特に緑色のワインボトルはボトルの種類により膨張係数が異なり、冷やす際に歪が出来ることで割れてしまいます。これはリサイクルができない要因でもあり、本プロジェクトは同じ種類のビンを用いることで、アップサイクルの作品制作が叶っています。学生は制作するにあたり素材の研究をします。その研究成果は、新たなアップサイクルの可能性を見出します。
より多くの方にこの「アップサイクル」意義を知っていただくために、2月20日より、プロジェクトの拡大に向けクラウドファンディングによる公式サポーターの募集を開始しました。このプロジェクトは3月31日まで募集をしています。5月31日に公式サポーターの皆様に作品をお披露目する予定です。
詳細は下記U R Lよりご覧ください。