2月16日杉並キャンパスにて、日本デザイン振興会寄附講座を開講しました。本寄附講座は、公益財団法人日本デザイン振興会が保有するデザインに関するリソースを活用した講座の実施により、教育分野へのデザイン関連カリキュラムの導入とその充実化を促進し、デザインに関わる人材の育成や社会的リテラシーの向上を目的としています。今回は共創デザイン学科特別講座として、本学科に在籍する1~2年生に加えて、2025年度の新入生を対象に実施いたしました。
講座前半では、同振興会の秋元淳先生より、グッドデザイン賞の創設時から近年までの受賞作品をもとに、「個」の困りごとから「社会」の課題解決へ、「目に見えるモノ」から「目に見えないコト」まで、拡大するデザイン領域についてご講義いただきました。

講座後半では、「2024年度グッドデザイン賞金賞」受賞、および「みんなの選んだグッドデザイン」に選出された、多世代共生の複合型福祉施設『深川えんみち』を運営されている押切道子先生(NPO法人 地域で育つ元気な子 理事長)、そして、建築設計された長谷川駿先生(JAMZA一級建築事務所 共同代表)に構想から達成、そして、現在の運営の状況など人々が共創していく新しいデザインのあり方についてご講義いただきました。


講義後の質疑応答では、デザインをする上での必要な考え方や、目に見えないコトというデザインの発信方法、今後のプロジェクトの展開など、聴講していた学生から多くの質問が寄せられ、他では聞くことができない大変貴重な講座となりました。
