ヒーリング表現領域のカリキュラム
1年次
表現の基礎をつくり、「癒し」を問いはじめる。
前期では、さまざまな素材に触れながら表現の可能性を自ら発見し、表現者としての基礎を据えます。後期ではイラストレーション、キャラクターデザイン、物語を見つける力、コミュニケーションをデザインする力などを養っていきます。同時に「癒し」とされているものを問い直し、その所在、現れ方を見定めていくプロセスを始めます。
2年次
技術を高め、社会へと視野を広げる。
個々の「技法」を応用し、「技術」へと進化させていく2年次。 1年次での学びを絵本表現、ぬいぐるみ表現、ヒーリング・アートなど幅広い表現へ発展させていきます。また、公共性の視点を持ち、社会へまなざしを向けていくことで、自らの表現を実社会のなかで実現する方法を模索していきます。
3年次
自らの表現を実社会につなげる。
3年次では、これまで培ってきた「技術」を、自分のものとして自在に使いこなす「技能」へと統合していきます。他領域とのコラボレーションや、医療機関・福祉施設など学外組織との協働プロジェクトを通じて、アート・デザインのちからを肌で感じ、実践的に社会の課題に応える力を養います。
4年次
領域を越え、社会へはばたく力を身につける。
人と社会をしっかりと見つめ、対話を重ね、「癒し」とその先にある「より良い生」のための表現に取り組みます。卒業制作は、4年間の集大成であり、同時にひとりの表現者としてのスタートラインでもあります。本領域で手にしたすべてのものを持って、社会にはばたいていきます。
ヒーリング表現領域で学べること
イラストレーション/キャラクターデザイン/ヒーリング・アート/絵本表現/ぬいぐるみ表現/社会包摂のためのアートプログラム/ファシリテーション/グラフィックデザイン/ものがたり
卒業後の進路
アーティスト、イラストレーター、キャラクターデザイナー、絵本作家、ぬいぐるみ作家、玩具デザイナー、エディトリアルデザイナー、グラフィックデザイナー、ゲームデザイナー、アートディレクター、医療・福祉施設職員、教員、大学院進学など