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この度、英国アート映画の先駆者として、世界中でカルト的人気を誇る鬼才ピーター・グリーナウェイの特集上映『ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティブ 美を患った魔術師』が3月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次開催されます。それを記念して、フェルメールなど西洋絵画をモチーフとしたシーンや、アートを用いた映像表現が数多く登場するグリーナウェイ作品を鑑賞することで、本学学生がアート映画への理解をさらに深める機会として、全国公開に先駆けて一足先に本イベントが開催されました。

今回は特集上映4作品のうち、腐敗していく動物の死骸に囚われた双子の兄弟を描いたトラウマ級の衝撃作『ZOO』を鑑賞。上映後は、本学芸術学部美術学科洋画専攻教授の大森悟先生より本作品についてお話をいただくほか、当日の特別ゲストとして、雑誌やメディアで多数の映画コラムの執筆を行い、美術家・文筆家・ドラァグクイーンとして活動するヴィヴィアン佐藤さん、サントラ系アヴァンポップユニット「電影と少年CQ」のメンバーであり、映画やJ-POPにまつわる執筆、ラジオパーソナリティとして活動するゆっきゅんさんをお招きし、“はじめてのピーター・グリーナウェイ”と題して、お二人による映画の魅力を解説いただきました。

ゆっきゅんさん(左)とヴィヴィアン佐藤さん(右)

衝撃的ながらもアートの美しさが垣間見えるグリーナウェイ作品を鑑賞することで、学生たちの視野を広げる大変貴重な機会となりました。

3月2日(土)から全国順次開催される特集上映では、『ZOO』に加えて、『英国式庭園殺人事件』『プロスペローの本』『数に溺れて』も上映されます。是非ご覧ください。