
立体アート学科は、彫刻の枠を超えた立体造形を追及します。今、立体造形の分野では、多種多様な素材の新しい魅力を引き出し、新たな空間芸術の世界を拓くことが期待されています。粘土・紙・木・石・金属という基本素材の扱い方と表現方法を学び、手に触れたときの感覚を大切にしながら、自分の思いを表現できる素材を見つけ出してください。また、絵画、美術史、デザイン、環境論などの授業を通じてものを見る力や思考する力を養い、芸術の本質と普遍性を探求し、新たな造形表現への挑戦をおこなっていきます。自由に素材を扱い、組み合わせることができる力をつけ、豊かな感性と発想で、思いを表現することによって、人の心を打つ作品が生まれるのです。
1年次 |
立体造形の理論を学ぶとともに、粘土による人体像の制作などを通して立体造形を基礎から学びます。 |
2年次 |
立体造形に使われる多種多様な素材に触れながら、作品のイメージをふくらませます。 |
3年次 |
「粘土・テラコッタ・ブロンズ」「紙」「木」「石」「金属」から、自分の表現に合った素材を選んで学びます。 |
4年次 |
とことん創作活動にうちこむ4年次。 |

(右)笠谷しおり(2008年卒)
(左)澁江佑美(2008年卒)
「私は木彫の作品を造っていますが、ごろっとした木を彫るにつれて、紙のスケッチが実際に立体になってきたときの『生まれた感じ』が好きです。やり直しのきかない木彫は、思い切りが大事。臆病になっていたらできません。どちらかというとコンセプトに意識が集中しがちなので、素直に『きれい』と思える形であるかなど、制作中は造形的美しさを忘れないようにしていました。(笠谷)」
「2年生のときにすべての素材を経験しますが、いざ素材を一つ選ぶとなると木と粘土で迷いました。どの素材も粘土で学んだことが基礎になっているので、最終的には粘土にしました。せっかちな性格なので、取ったりつけたりしてすぐ形になる粘土は、やっぱり自分に合っていたと思います。制作中は没頭していて気づいたら何時間も経っていたことはしょっちゅうでした。(澁江)」

紙
紙(ダンボール)素材で
卒業作品制作中

金属
教員からアドバイスを
受けながら,卒業作品の
制作に取り組む

木
チェーンソーを用いた
作品を制作

石
さまざまな形や色,
大きさの石で,自由な
表現を追求する

木工
幼い頃からの夢だった
秘密基地を形にしたという
卒業制作

塑造
音楽を聴きながら
卒業制作のイメージを
膨らませ煩悩百八!
彫刻家や造形作家をはじめ、舞台美術家や保存修復技術者、教師、インテリア・ディスプレイ、ジュエリーのデザイナー、車のデザイン・モデラーなど。