高校生学年企画

「ラオスの子どもへ　アートの贈り物」

本校では各分野の専門家を招いた講演会を数多く企画しています。高校２年生では本校の教育理念の「心の美」を学ぶ機会としてＮＰＯ法人「ラオスのこども」代表の森　透さんをお招きし、ラオスのこどもたちを取り巻く環境と現状についてお話を伺いました。

この講演会を通して生徒たちは自分たちにできることを考えるためボランティア委員会を立ち上げました。

委員会では、美術を通した国際交流としてラオスの子ども達への贈り物を学年全員で企画し、制作しました。

おもちゃを手にすることの少ない子ども達のために、日本ならではの空に舞うポップな柄のビニール凧と、軽やかな音色のでんでん太鼓を。手洗いの習慣が薄い子ども達が、少しでも楽しく手を洗えるようにと、玩具入りのカプセルが入った手作りせっけんと、濡れた手を拭いてもすぐ乾く、衛生的で色鮮やかな和の図柄が美しい型染め手ぬぐいを。美と心をこめて生徒全員で制作しました。

初めて手にするおもちゃの使い方についてラオス語とイラストで書かれた女子美生特製説明書とともに、心のこもった品々は海を渡りました。ラオスではその贈り物が心から喜ばれ、子ども達の毎日を美しく彩っているそうです。