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美術教育課程

中学校

1年次 描く楽しさ、美術で遊ぶ(週4時間)

美術A
「描く・触れる・話す・考える」をキーワードに美術を楽しく学びます。絵具をたっぷり使いながらのびのびと絵を描いたり、素材に直接触れて感触を楽しみながら立体物を作ります。時には互いの作品を鑑賞し合い、自分の感想や考えを述べ合うなど、さまざまな方法で課題を体験します。
小さな頃から抱いてきた「美術が好き!」という気持ちを大切に育て、表現することの豊かさや喜びを感じます。これから学んでいく美術教育を十分に享受できるように、情操を育み豊かな感性を育てていきます。

2年次 驚きや感動から発見へ(週4時間)

美術B
さまざまな画材や表現するための道具の使い方を学びながら、たくさんの課題をこなしていきます。絵を描いたり、物を作ったり、作品作りを通じて今までにない驚きや発見を導き出し、美術に対する関心や興味を深めます。
与えられたことにただ応えるのではなく、創意工夫する力を身につけ、自発性や個々の独創性を育てます。美術を学ぶことがただ楽しいのではなく、美術を学ぶ自分に目覚め、徐々に本格的になっていく美術の授業に、喜びを感じながら旺盛な制作意欲を育てます。

3年次 表現の多様性を知る(週4時間)

基礎絵画
美術を学ぶための基礎としてもっとも大切なものの見方を学びます。モチーフを丁寧に見つめ、描くための観察力や集中力を鍛えます。構図の取り方や明暗の捉え方など具体的な絵画表現を学ぶとともに、表現の多様性を知ります。本格的に学ぶ高等学校での授業に多角的に対応できる基礎力を養います。
基礎デザイン
色彩表現や立体制作を通して、造形性に対する興味を深めます。自分の身の回りに目を向け、いろいろなものが人の手によってデザインされていることに気づきます。制作意図や伝えたいことを自分の言葉で説明するプレゼンテーション能力を身につけ、高等学校からのデザイン教育に対応できる基礎力を養います。

高等学校

1年次 美術の可能性を考える(週6時間+美術史1時間)

絵画Ⅰ
水彩画や油彩画、木炭デッサンなどに取り組み、絵画表現の基礎を学びます。初めての油彩画では、静物を中心に油絵独自の楽しさを体験します。
デザインⅠ
生活を楽しく彩るデザインの世界にまなざしを向け、平面構成や鉛筆デッサン、またコンピュータを使ったデジタルデザインの基礎を学びます。
工芸・立体Ⅰ
工芸制作や立体制作に必要な知識や心構えを身につけ、道具の扱い方や素材の性質を理解し、工芸・立体の表現の基礎を学びます。

2年次 表現の幅を広げる(週10時間)

絵画コース

絵画Ⅱ
絵画制作の基礎力を高めます。制作における発想や構成の方法を学ぶとともに、いろいろな素材を知ることで表現の幅を広げます。自作に対する客観的な視線を持ち、より高度な専門分野へ関心を深めます。

デザインコース

デザインⅡ
1年次で習得してきた基礎力を発展させ、表現の幅を広げます。発想の段階から作品の完成に至るまで、個性を大切に展開していきます。デザイン分野が担う表現世界と社会における意味を理解し、専門性を深めます。

工芸・立体コース

工芸・立体Ⅱ
ものづくりの基礎を発展させながら素材研究や表現力の向上を目指し、表現の幅を広げます。素材の性質や特性を活かしながら表現を模索します。工芸・立体制作の関心や興味を深め、専門的に学んでいきます。

3年次 将来に向かって(週10時間)

絵画コース

絵画Ⅲ
大学・短大での美術教育に対応できる描写力習得と素材研究を積極的に行います。芸術の普遍性について日々の制作を通じて考え、自己と美術との関わりを見つめていきます。最高学年として質の高い卒業制作を目指します。

デザインコース

デザインⅢ
大学・短大での美術教育に対応できる描写力習得と専門的なデザインワークを通し、創意に富む表現力や技術力を身につけます。本校で学んできた集大成として完成度の高い卒業制作を目指します。

工芸・立体コース

工芸・立体Ⅲ
大学・短大での美術教育に対応できる描写力習得と形や構造を素早く把握する力を身につけます。素材に興味を持ち、研究を重ねて自作に活かします。卒業制作では、計画的に取り組み表現力豊かな作品を完成させます。
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