インタビュー

デザイン力こそこの情報化社会を生き抜く力になる

お父様:鈴木靖則(やすのり)さんお嬢様:雅(みやび)さん
女子美術大学 大学院 美術研究科 修士課程 デザイン専攻(環境造形領域)2014年3月修了

-女子美のどんな所が好きですか? “高校~大学院までの9年間 親として嫌なこと(不満に思う事)が全く無かった”
“普通科の授業で勉強しながらも美術を学べる環境が良いと思った”
-女子美に入学させる際に決め手になったことは何ですか? “ものづくりは完成までの過程でどういうジャッジをしていくかがとても大事。
時代を生き抜く上でも「デザイン力」を身につけてほしいと思った”
私自身も建築・設計に携わっており、強く感じるのですが、これからの時代は、「デザイン力」が重要だと思っています。
情報過多のこの時代の中で生き抜くには自分にとって何が重要で、その他は必要のないものなのか選り分け見抜く力がないと、どこに向かって生きていくのか道がわからなくなってしまうと思います。女子美で学べば自分と向き合うことでこういった「デザイン力」が身に付くのではないかなと思いました。
-女子美のどういう所がお薦めですか? “デザイン力こそ、この情報化社会を生き抜く力になる”
デザインする力は人生において色々な場面で力を発揮すると思うのです。
デザイン力を養っておかないと情報量に埋もれてしまって身動きできなくなってしまうよ、とよく娘に話しています。いろいろな情報の中でジャッジしていく過程があってこそデザインが完成する。女子美は層が厚い教授陣や環境が整っているので、「自分でジャッジしてデザインしていく過程」を経験し、学ぶことができます。
-学費が高いなという声に対してどう思いますか? “良いものは高いんだ。そう思ってはいかがでしょうか”
物には何でもそうですが、良いものにはある一定の価値があり、それに見合った価格というものがあります。
良いものは高い。そういう事なんじゃないですか?と私は言いたいですね(笑)
-お嬢様が女子美で学んで携えた力と強さとは何ですか? “一つづつ情報を整理しながら組み立てていく力”
デザインをしている過程のように、普段の生活でも行き当たりばったりの思いつきで何となく物事を選択するのではなく、物事をひとつひとつ情報を整理しながら自分の考えを組み立てていく力は身に付いたんじゃないかな?と感じます。
女子美で、物を作り上げる過程の厳しさと大切さを経験してきた賜物なんでしょうかね。
-女子美生に共通している強さとは何ですか? “自分に必要なことを見つけて構築する力”
“好きな事を達成するためには徹夜も惜しまない強さ”
物事をうまく考え抜く力と構築力これが強さなんじゃないですかね?
-お嬢様の将来に望むことは何ですか?
女子美を卒業して良かったなと思ってくれたらいいですね。
自信を持って「私は女子美卒です!」と言ってくれれば良いです。