こんな楽しい学校他にはないと思います。
エネルギーに満ち溢れて明るくて教師も生徒も個性的で自己主張が激しくてどっちも折れないしうるさいし(笑)
でもそこにいる皆が女子美のことが大好きで誇りを持っていると卒業した今も感じてます。
私が卒業して15年。OGの集いに参加した時もその想いは変わりませんでした。
女子美との出会いは小学校6年生のとき。私の将来の夢は漫画家やアニメーターといった絵を描く職業で、絵を専門的に学べる学校を受験するため何校も調べている最中の運命的な出会いが"女子美祭"でした。
「なんだここは!メチャクチャだ!メチャクチャに楽しそうだ!」
他校の文化祭はなんとなく大人しく整理整頓されていて綺麗な印象だったのに女子美祭はその名の通りお祭でした。
校内オーディションで選ばれたクラスが作りあげたテンションの高い門に出迎えられ、一歩足を踏み入れた瞬間祭りのパワーに圧倒されて...生徒の作品も企画展示もトゲがあってパンチが効いてて皆色々な方向を向いて表現していて見ていて楽しくて。
でも一番はそこに居る先輩たちは皆とても良い笑顔で楽しそう。私もここに来たい。そう思いました。
在学中の3年間、絵画、デザイン、立体など授業は様々でしたが、物事を客観的にとらえて限られた空間に表現することを学びました。
これがナレーションやアニメキャラクターといった自分とは違う別の存在を表現するという私の今の仕事(声優。うちの事務所では役者たれと言われてますが笑)に活かされている気がします。
そしてそれを教えてくれたのが個性豊かで温かい女子美の先生達でした。大人から見たら未熟であろう考えや意見や熱を「面白いじゃないか!」と言ってくれて、催し物で中々トリッキーな出演依頼を一緒にノって踊ってくれたりする素敵な方達でした。生徒の想いを汲んでくれる先生方が沢山居てくれるのもこの学校の魅力だと思います。
卒業生の集いで、ふと現校長が「その同じの着てる人たち何?」と数名を集め、見てみると皆同じTシャツを着ていて、胸にはWE🖤25 JOSHIBIの文字。先輩たちでした。
現校長「これわざわざ作ったの?」
その中のお一人が「だって女子美好きなんだもん」
だよね先輩。私も大好きです。
作ろうよって言ったらきっと私の同級生たちも賛同してくれる。卒業してこんなに経つのにみんなが女子美を愛してる。
これって普通のことじゃないみたいです(笑)
ということで(どんなことだ?笑)私から言えるのは何かを表現したいと思っている人間にとって、青春時代の学びの場として女子美は、私の考えうる限り最高の場だということです。
人生で表現したいことがあったから女子美に出会えた。
そしてこの巡り合わせが私にとって一番の幸運だった気がします。
庄司 宇芽香 SHOUJI Umeka(声優・ナレーター)