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概要

この展覧会は、学術協定校であるバーミンガム・シティ大学と本学教員による交流プロジェクトです。この企画は、バーミンガム・シティ大学からの提案から始まりました。国際プロジェクトマネージャーを務めるバーク・ジョス先生から、サマースクールが学生だけではなく、両校の教員の作品にも刺激を与えていることに気づき、時間をかけて育まれてきた交流をプロジェクトに発展させたいという提案をいただきました。両校の教員同士によるLINEアプリを通じた情報交換を実験的に行う中で、当時バーミンガム・シティ大学の美術学部長を務めていたハリス・ジョナサン先生が発案された「Island Nations-島国」というキーワードをきっかけに、今回の交流プロジェクトは始まりました。「イギリスと日本は、それぞれ異なる性質、礼儀作法や伝統を持つ複数の島で構成されている」という共通項を持ち、そこに着目することから互いの歴史や文化に深く触れ、それぞれの意識や作品に反映することができるのではないか、というアイデアから、『Island Nations-島国』の企画が生まれました。本来は2020年7月に先にイギリスで行われるはずだった展覧会はCOVID-19の世界的蔓延のため延期されました。そして、感染拡大の収束が見えない中でも、展覧会開催は可能な日本での展示をまず先に行うこととなり、航空便で作品が届けられました。
大学内ではまだ対面授業とオンライン授業が混在するという非常事態が続いていますが、それぞれが作品と向き合って対話をしたり、作品同士の対話にも耳を澄ますような、静かな時間を過ごしていただけたらと思います

※緊急事態宣言発令に伴い、当展示への入場を学内(学生・教職員)に限定し、一般の方におかれましては入場をご遠慮いただきたくお願い申し上げます。

オープニングイベント

5 月10 日に本展覧会のオープニングイベントが本学相模原キャンパス内の Joshibi SPACE1900/SWITCH Laboにて開催されました。イベントは会場からのライブ配信により日本とイギリスを繋ぐオンライン形式で開催されました。
はじめに、共同ディレクターである美術学科洋画専攻の福士朋子教授およびバーミンガム・シティ大学国際プロジェクトマネージャーのバーク・ジョス先生、同大学元美術学部長現名誉教授のハリス・ジョナサン先生および小倉文子学⻑からの本イベント開催にあたってのお言葉をいただき、各アーティストによる作品紹介が行われました。イギリスと日本の共通点や環境問題をテーマにした作品、また自国ならではの文化を取り入れたものなど多岐にわたり、互いを想い合い生み出されたアートたちが数多く揃いました。

展覧会

●展覧会タイトル: Island Nations-島国
●展覧会開催日時:2021年5月10日(月)~5月28日(金)
●休館日:日曜日
●展覧会開催場所:JoshibiSPACE 1900 / SWITCH Labo(女子美術大学相模原キャンパス構内)
〒252-8538神奈川県相模原市南区麻溝台1900/℡042-778-6801
●入場無料
●主催:女子美術大学・女子美術大学国際センター/バーミンガム・シティ大学
●共同ディレクター:女子美術大学教員 福士 朋子/バーミンガム・シティ大学教員 バーク・ジョス
●出展アーティスト
女子美術大学教員:
淺野 晃成
阿部 大介
荒 姿寿
大森 悟
岸 鹿津代
デニス リンダ
広瀬 晴美
福士 朋子
堀込 幸枝
八木 なぎさ
山内 隆
渡部 直也

バーミンガム・シティ大学教員:
バーク・ジョス
チェンバレン・ステファン
ギブ・ロバート
ヒルヤード・ゾイ
ホーソン・レベッカ
カルマン・アンドリュー
オズバルデストン・デヴィッド
ローズ・ローナ
サンダース・ジャスティン
スチュワート・パミーナ
トローマンズ・マット
トローマンズ・ネイサン