インタビュー

娘が自分自身で学びたいこと受験したい学校「女子美」を見つけ出した

お母様:吉村久好(よしむらひさこ)さんお嬢様:緋呂奈(ひろな)さん
女子美術大学 芸術学部 ファッション造形学科 2013年3月卒業
お嬢様:果夏(かな)さん
女子美術大学 大学院 美術研究科 修士課程 デザイン専攻(環境造形領域)1年

-女子美のどんな所が好きですか? “自分が好きな事・やりたい事が学べる自由な校風”
“型にはめない広い視野を持った指導者が女子美には居る”
-女子美に入学させる際に決め手になったことは何ですか? “娘が自分自身で学びたいこと、受験したい学校「女子美」を見つけ出した”
私も長女も女子美OG。※久好さんご自身も女子美(工芸科)の出身。
そして果夏さんのお姉さんの、緋呂奈さん(ファッション造形学科卒業)も女子美の出身。
長女は小学生の時からファッションに興味があり、高校受験の進路選択の際には自らインターネットで学校の情報を検索してきて「お母さんが卒業した女子美を受験したい!」と申し出ました。その後、付属から大学へと進学して今に至ります。
次女の果夏は、小学校からブラスバンドに熱中していたので、音大付属に行くのかと思っていたら、姉の学校の文化祭と体育祭に毎回行っているうちに 女子美が良くなったようで、(付属の祭りは熱いです)突然の進路変更でした。姉妹が双子のようにべったりなので、当然かもしれません。
専攻にプロダクトを選んだ事が 運命的なことだったかと思えます。
果夏はプロダクトのゼミの先生がいらっしゃらなかったら、あんなに熱心に学校に行っていたかわかりませんし、大学院まで進学できなかったでしょう。女子美には、どの専攻にも素晴らしい先生がいらっしゃいますが、果夏にとってはプロダクトが1番合っていたのでしょうね。
-女子美のどういう所がお薦めですか? “女子美はマンツーマンで手厚い教育が受けられる”
“就職面でのキャリアサポートも充実している”
女子美の先生方はみなさん広い視野を持っていて、知識や経験も豊富です。
引き出しがたくさんあるからこそ、生徒が表現すれば答えはちゃんと返ってくる環境にあります。
だからこそ、女子美に居る先生に、自分が悩んでいることや迷っていることを先生に表現できるか?か重要だと思います。
-学費が高いなという声に対してどう思いますか? “週に数回しか大学に行かない学生の話よく聞きますが女子美生は違います!”
美術教育をうける上で、総合大学と大きく違うことは「家庭学習ができないこと」なんです。単位数も多く、毎日大学に通い、創作活動に必要な広い教室環境と設備が整った大学の環境の中で学んでいます。
普通科の大学生の話で「4年間の大学生活で、週に数えるほどしか大学に行かなかった」という話よく耳にしますが、うちの娘は週6日間ないしは7日間、朝7時から夜の8時過ぎまで女子美に通って学んでいます。時には作品の仕上がりが納得いかず、徹夜をしていることもあります。
このとことん学べる恵まれた環境を利用し尽くしていることを見れば「学費が高い」なんて感じないと思います。
この学費・この環境下でいかに学びを吸収できるか?ということに着目してほしいと思います。
-お嬢様が女子美で学んで携えた力と強さとは何ですか? “群れを作って依存し合う関係は要らない”
相互依存の関係ではなく、相互協力の関係が女子美にはあり、自分の足で立って、自分の考えを持ってみて初めて人と一緒に何かができるんだという事が判ったみたいです。
1人で何かを成し遂げられれば、群れをつくって依存し合わなくても、良いチームは生まれる。そういう事が女子美で学んで得られた強さだと感じております。
-女子美生に共通している強さとは何ですか? “群れをなさない強さ!”
“好きな事を達成するためには徹夜も惜しまない強さ”
好きこそものの上手なれ!とよく言いますが嫌いなことを学ぶことって、なかなか大変ですよね。女子美の子は自分の好きなことを遂行するために徹夜も惜しまない強さがあります。
-お嬢様の将来に望むことは何ですか?
10年後、20年後、こうなったらいいなという想いが無い訳でもないですが、決まり切った予想通りの人生を歩むよりも、世の中には色々な事があるから、たくさんの経験を積んで親の想像を超えて生きて行ってくれる方が楽しいと思っています。