企業と共同または委託を受けて、商品・製品のデザイン、都市・地域計画、地域振興などに女子美のアートやデザインを生かしています。

自動車用部品を製造している(株)東海理化電機製作所の委託を受け、芸術学部デザイン学科の学生7名が「自動車を取り巻く通信技術の応用~思わず微笑む~」をテーマに、カー用品の企画、デザイン、そして試作品の製作を行いました。昨年9月には同社の本社でプロジェクトの発表会が行われ、学生は約300名もの社員を前に製品のプレゼンテーションをしました。

2007年度より(株)日南貿易との間で「現代仏壇デザイン」という産学連携プロジェクトを行っています。2回目には、芸術学部デザイン学科藤原光子さんの「Circlap」が商品化され、完売しました。2009年度は、デザイン学科プロダクトデザインコース3年生の課題「祈りのインテリア」として行われ、23点の作品を、産学6名の審査員で評価・講評しました。多くの作品が高評価を得て、現物化され、2010年の4月に展示会で発表されました。
財団法人神奈川公園協会の依頼を受け、芸術学部メディアアート学科の学生13名で構成されたプロジェクトチームが神奈川県立公園のVIプランやイベント企画を提案。「人と人との交わり、人と自然との交わり」をコンセプトにしたキャラクター・ロゴマークが採用されました。

劇作家・三好十郎のゴッホの生涯を描いた演劇『ゴッホ小伝~炎の人』の舞台で使用される『ひまわり』を模写する学生を募集し、『女子美短大ゴッホクラブ』を結成。劇中、作品をナイフで切るという演出があり、公演数、20枚にも及ぶ『ひまわり』を描画しました。
写真撮影:金瀬 胖
日本フィルハーモニー交響楽団による親子向けの演奏会において、演奏会の曲目である「動物の謝肉祭」の舞台装置の制作依頼を受けました。子どもに興味を持ってもらえるようにと工夫をこらした装置は来場した方々に喜ばれ、音楽とアートの共演が実現しました。

東京メトロ丸の内線 東京駅にアートウォール「自由に走る丸の内線」として、(デザイン:メディアアート学科非常勤講師 中嶋ハルコ、山司千津子)の施工作業を2008年4月1日から開始し、東京駅ホームの銀座、新宿方面、池袋方面のそれぞれの壁面アート施工に約3週間かけ、4月22日に完成しました。
飯村和道教授(芸術学部デザイン学科)のゼミの4年生が、相模原市当麻にある倉庫のコンバージョン(用途転換のためのリフォーム)に、主に調査の面で協力。18帖の絵画系アトリエと30帖のデザイン系アトリエ付きの美大生向け賃貸マンションが完成しました。

多摩美術大学・東京造形大学の有志学生とともに、江戸川区の伝統工芸者とコラボレートし製品開発を行うプロジェクト。昨年、この取り組みが「2008年度グッドデザイン賞」を受賞し、これまで以上に高く評価されました。プロジェクトでは2度の選考会を経て、本学8名の作品が製品化。熟練した職人の仕事を直に学ぶ貴重な場になっています。

本学の刺繍研究室では岡田宣世教授を中心に、愛知県知多郡阿久比町宮津南社山車保存会所蔵の刺繍水引幕の修復作業を行いました。これは、天保4年(1833)に名古屋伊藤(現松坂屋)で制作された記録があり、黒羅紗に金糸刺繍の龍を立体的に綴じ付けた3枚一組の幕でした。幕全体を解体して、全ての金糸を留め直し、目や牙・爪などの金属と金襴は新たに復元して、取り換えました。
東京国立博物館に収蔵されている染織品に関する修理を行いました。
愛知県半田市乙川地区の祭礼で曳かれる浅井山宮本車。この山車にかけられる「波雲龍図刺繍水引幕」の修復を刺繍研究室が手がけました。この幕は1921(大正10)年に制作され、絹の刺繍糸と金糸が使われた豪華なもので、2005年度から2年にわたって修復しました。
産学連携プロジェクトの多くは、女子美術大学研究所が中心となって進めています。研究内容は以下の通りです。
※プロジェクトには教員と学生が積極的に参加し、社会とのかかわりを考えながら活動しています。
Tel. 03-5340-4646